2026.02
昨年12月、首都・ソフィアで開催された「Rakia & Spirits Fest 2025」に参加しました。このフェスは、ブルガリアを代表する蒸留酒「ラキア」を中心に、バルカン半島各国の多様な蒸留酒を一度に楽しめるイベントです。チケットは、早めに購入したりペアで購入したりすることで割引が受けられる仕組みになっており、気軽に足を運びやすい点も魅力でした。
ラキアは果物を発酵させて作るフルーツブランデー。会場にはブルガリア各地から蒸留所の生産者が集まり、ブドウやプラムで作られた定番のラキアに加え、マルメロ(西洋カリン)やイチジクなどの珍しいラキアも試飲することができました。また、北マケドニアやセルビア、ギリシャなどの近隣諸国のラキアや、リキュール、カクテルも楽しめました。
特に良かったのは、生産者から直接話を聞けたことです。果物の選び方や蒸留方法、熟成へのこだわりなど、一本一本に込められた背景を知ることで、お酒の味わいがより深く感じられました。
このフェスの魅力はお酒そのものだけではありません。会場では来場者同士の交流も盛んで、初対面の人同士で会場で購入したおつまみをシェアしたり、購入したお酒をごちそうしたりする場面もありました。会場の外にはアルコール検知器も置かれており、飲みすぎへの注意をさりげなく促していたのも印象的でした。
バルカン地域の酒文化と人の温かさを同時に味わえるこのイベント。非常に貴重な体験であり、自分自身のお気に入りの一杯と出合える場でもありました。
来場者がもらえるグラス。これを使って試飲できる
会場内の様子
ブルガリアのラキア
ブルガリアの果物を使ったリキュール。一番気に入りました
セルビアのラキア。この道30年のおじさんが、誇りを持って売っていた
会場の外の軽食スペース。お酒以外の出店がある