2022 2Feb.

1km以上の長いベンチが自慢の芸術の島

前回、ブルガリア南西部にあるパザルジクという街の島公園をご紹介しました。今回はその続きです。

島公園のある島の長さは約1750m、幅は約310mです。とても広く、池の周りやベンチでゆっくり過ごすことができます。また、公園のあちこちにはブルガリア人アーティストの芸術作品があり、それを見ながら散歩をするのもこの公園の楽しみ方のひとつです。50以上ある作品は、見るだけではなく、実際に触れて遊べるものもあります。

ゴッホの「ひまわり」、サルバドール・ダリの顔写真、ピカソの「ゲルニカ」にインスパイアされたブランコは独特な異彩を放っています。これらのブランコの周りにはいつも人がいて、特にひまわりのブランコが一番人気です。

また、恐竜の大型模型6体が木々の間に点在しています。保護色のため目立ちませんが、子どもたちに人気で、よじ登って遊んでいます。恐竜の横には、壊れた乗り物のオブジェもあり、大人でも乗り込めるサイズになっています。

公園内には、世界一長いと噂のベンチもあります。2010年に設置され、長さは1014mで、座れる場所が2020人分もあります。ただ残念ながら、ギネス記録には認定されていません。理由は、ベンチの間に小さなテーブルのようなものがあり、そこが区切りとなって一つのベンチとは見なされないようです。しかし、1kmを超えるこのベンチは街の新しいランドマークであり、パザルジクに住む人たちの自慢のベンチになっています。


  • ピカソのゲルニカにインスパイアされたブランコ

  • 涙(сълзите・salzite)という題名のオブジェ

  • 恐竜の模型

  • 恐竜の近くには壊れた乗り物のオブジェ

  • シンデレラなど童話のキャラクター

  • 全長1kmを超える自慢のベンチ

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