
2025.10
日本ではそろそろ秋の気配を感じる頃でしょうか。夏の思い出と言えば、海を思い出す日本の方が多いと思いますが、ブルガリアでも、「夏休みと言えばやっぱり海」という人は少なくありません。ブルガリア南西部からだとギリシャの海が近いのですが、多くのブルガリア人は、倍以上の時間をかけてでもブルガリア東部の黒海沿岸へと向かいます。やはり言葉が通じる安心感から、国内旅行を選ぶ人が多いようです。
黒海沿岸のビーチは砂浜が広く、のんびり海水浴を楽しめるのが魅力です。しかし一見穏やかに見えても、急に波が高くなったり、沖に流されやすい流れができたりするので注意が必要です。安心して楽しめるように、ライフガードが旗を立てて遊泳の可否を知らせています。緑は「安全」、黄色は「注意」、赤は「遊泳禁止」と、ひと目でわかるようになっています。
黒海沿岸の町・ブルガスは、古代から交易の重要な拠点として栄えてきた歴史を持ちながら、今でも港町らしい開放感と活気であふれています。中心部には歩行者天国が続き、カフェやショップが軒を連ねています。夏のバカンスシーズンになると、観光客と地元の人でいっぱいになります。名物の「цаца(ツァツァ)」という小魚のフライや地ビールを味わいながら、海辺の散歩を楽しむのもおすすめです。歴史、食、ビーチまでそろったブルガスは、気持ちよく散策を楽しめる港町です。
ビーチのそばにある繁華街
ブルガスの海浜公園
ブルガスの海浜公園
ブルガスの海浜公園
ブルガス市街の様子
ブルガス市街の様子