2018 6 June.

自然の恵み~ハーブの使い方

初夏のこの時期、内陸にあるソフィアの気温は日中25℃以上になり乾燥した日が多くなります。でも夜にはグンと気温が下がって体調を整えるのがちょっと大変。地元のブルガリア人の友人たちでさえ「夜よく眠れない」、「朝起きるのが辛い」と言っていたり、下痢、便秘、頭痛などの体調不良を訴えています。また糖尿病などの生活習慣病を抱えている友人たちもいます。そんな時、彼らはどうしているのでしょう?

彼らに尋ねてみると、「ビルコフ・チャイを飲もう!」と言います。ビルコフとは「ハーブの」という意味、つまりハーブティーのことです。ブルガリアでハーブティーは効能を考えて飲む「お薬のお茶」なのです。

きちんとそうした効能を活用して、ハーブを配合したり処方したりしてくれる「ビルコヴァ・アプテカ」(ハーブ薬局)もソフィア市随所にあり、人々が行列を作っています。上記のような季節の変わり目の辛い症状、また風邪や気管支炎、胃酸過多や潰瘍、さらにはダイエットなどの美容や、リラックスにも効果のあるものなどいろいろあります。その効果のほどは人にもよりますが、総じて「いいよ!」と勧められます。

地元のブルガリア人たちにとってハーブは身近で、「その辺に生えるもの」という感覚があります。首都ソフィアの大きな通りの脇にもライカ(=カモミール)が可憐に咲いていたり、ブス(=エルダーフラワー)やリパ(=リンデン)が木にいっぱい咲いていたり、シプカ(=ローズヒップ)がたくさんなっていたりします。身近に咲いているハーブはさすがに摘みませんが、田舎の草原に行けば排気ガスに汚染されていないハーブを、それもいろいろな種類摘むことができるのです。先日私も近所のおばあちゃんの家で、エルダーフラワーとアカシアの花を集めて持ってきたところに出会いました。どちらの花も乾燥させてから砂糖水につけてシロップを作ります。エルダーフラワーを砂糖につけておくと発酵してサイダーのような飲み物になり、地元では親しまれています。今年は私もハーブについてよく知っている友人とハーブ集めに出かけようかしら?と思っています。

SNAP SHOT


ハーブを売っている市場


マトチナ(レモンバーム)


リパ(リンデン)


ライカ(カモミール)


ブス(エルダーフラワー)


左アカシア/右エルダーフラワーを乾燥させています