201501Jan.

ワインの名所メルニック

ブルガリアの首都ソフィアは高い山に囲まれた高地なので国内の他の場所に比べ1年を通して気温は低めです。ここから南下するストルーマ高速道路を通ってギリシャ方面に向かうと、冬の時期でも気温がどんどん暖かくなるのを実感できます。

ギリシャ国境まであと20kmというところに、メルニックというワインで有名な小さな町があります。国境へ向かう国道から東に、山のほうに入っていくのですが、途中の村々でも広がるぶどう畑と道端で自家製ワインを売るおじいさん、おばあさんの姿を見かけます。

メルニックのワイン作りの歴史は古く、紀元前の時代から脈々と受け継がれている、と地元の人たちは力説します。確かにこの一帯は「マケドニア地方」と呼ばれていることからすると「アレキサンダー大王の時代からかしら?」と想像してしまいます。

ここは今も洞窟をワインの貯蔵に利用していて、観光客に公開しているところがたくさんあります。そんなワインセラーの一軒の主人にメルニックワインについて尋ねるとノリノリになってしまい止らなくなってしまうほどです。試飲も入場料に含まれています。

心行くまでメルニックワインを楽しむなら宿泊もお勧めです。近年新しいホテルが何軒も建てられていますし、昔ながらの民宿もあります。どこもレストランを併設していたり、近所のレストランと提携していたりして食べるところには事欠きません。その上、その一軒一軒に「ウチの自家製ワインはどう?メルニックワインの薀蓄なら任せなさい!!」という人がいて語ってもらうと興味深くて飽きません。泊まったら朝食をいただきながら澄んだ朝の空気と静けさを味わえます。メルニックはワインだけでなくこうした自然環境と地元の人々の温かさも魅力のひとつといえそうです。

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