2013 10Oct.

温泉大国ブルガリア

意外と知られていないかもしれませんがブルガリアには温泉がたくさんあります。お風呂のことをブルガリア語で「バーニャ」といいますが、「○○バーニャ」、またはそのままずばり「バーニャ」という名前の町は温泉がある町であることが多く、その他にも、ヒサーリヤ、サンダンスキ、ヴェリングラッドなど有名な温泉保養地があります。

ブルガリアの昔ながらの温泉施設は基本的には日本の銭湯と同じく男女別に裸で入るお風呂ですが、他人を気にすることなく利用できる家族風呂の施設があるところも多いです。温泉の温度も冷泉から100度超まで、泉質も炭酸泉、硫黄泉、ラドン温泉など場所によりさまざまで、ヨーロッパ本土唯一の間欠泉(一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉)がある町もあります。30度位の温泉が湧いているところでは、「バンチェト」と呼ばれる低い温度の温泉水をそのまま使ったお風呂が併設されている場合もあり、足元からプツプツ泡を出しつつ源泉が湧きだして、真夏の暑い日には、ずっと浸かっていたくなることもあります。また、温泉施設のある町やホテルには大概、温泉水を利用したプールがあるので、鉱泉の効能を楽しみつつ、運動もできるレジャースポットとして親しまれています。

知られざる温泉大国ブルガリア、まだまだ回りつくせないほど素敵な温泉があります!自然の恵みで健康増進に役立つ、そして日本人の私には、体をお湯に浸して休めるほっとできる場所です。どこかの温泉に行ったらまたレポートします。


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