20166Jun.

純白のドレスが映える季節

「ジューンブライド」 結婚を夢見る人にとっての憧れですね。ブルガリアに特別「結婚式は6月に」ということはないようですが、初夏の光り輝くこの時期に結婚式を挙げるカップルをよく見かけます。また、祝祭日に結婚式を挙げると遠方からの友人も集まりやすく結婚記念日も覚えやすい、という合理的な理由で祝祭日に挙げることが多いです。

ブルガリアでは地方ごとやブルガリア人、トルコ人、ロマなどの民族ごとに古くからの結婚に至るまでのしきたりがあるのですが、最近ではそこまで習慣にとらわれない式を挙げる人が多いようです。一般的には、自治体が管理する「リトゥアルナ・ザラ」という婚姻届を提出する場所で、友人たちや家族の証人に囲まれて、役人立ち会いのもと、書類にサインします。特別に選んだシャンパングラス(仲人から贈られたもののことが多い)で、二人は腕を回し合いシャンパンを飲んでお祝いします。より厳かに、またお金をかけてもいいというカップルは、市内の有名な教会(アレキサンデル・ネフスキー教会など)で式を挙げます。街を歩いていてこういう場面に出会うと、本当に華やかで思わずカメラを向けてしまいます。

ブルガリアの新婚夫婦は、仲人さんと一生にわたって友情関係を続けるので、仲人はとても重要な存在です。ちなみにブルガリア語では男性の仲人を「クム」、女性の仲人を「クマ」と言います。しかし基本的に夫婦が多いので、その場合は複数形で「クモべ」と言います。

どのカップルでも結婚式で一番重要なのは大きな披露宴と「ホロ」(民族舞踊)でしょう。ロマの人々は楽団と一緒に自分の集落を練り歩きます。その後、どの民族も共通して、大きなレストランでご馳走をいただきながら新婚夫婦やお互いの親族、友人たちと親交を深めます。そしてお酒が入ったところで「ホロ」の輪が始まりクライマックスを迎えるのです。

若いカップルも、セカンドチャンスの再婚カップルもこの大事な日を忘れずに幸せになってほしいと願わずにはいられません。

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