201409Sep.

官庁街の昼下がり

ソフィア市の中心部、地下鉄1号線と2号線が交差する「セルディカ駅」の周辺には国の各省庁の建物が集まっています。「建物」といっても日本と違ってひとつの建物に商業施設やホテルなどがいっぱい入っていてそのうちの一角が内務省だったり厚生省だったりします。大統領府はバルカンホテルの建物の裏にあり、衛兵がいつも入り口に立って警備しており、決まった時間には行進を見ることもできます。

このあたりにテナントとして入っているショップは普通の人にはちょっと手が出ないようなかなり高級な感じがします。洋服や食料品などヨーロッパ随一のブランドが並びます。

政府機関がたくさんあるので、各省庁の入り口にはいろいろな手続きや申し込み、はたまた陳情に来る人々もいっぱいいます。そんなお堅い場所ですが、まわりには緑がたくさんあり、ベンチには同僚と楽しそうに歓談するオフィス女子たちや、一人スマホを見ながらまったり休憩する背広の男性もいます。カフェもあるので、コーヒーを飲みながらちょっと一息入れることができます。

国の中枢に当たるこの地区。銀行の各出張窓口もほとんどそろっていて何だか仰々しくもありますが、美術館や博物館もあり全国の子供たちの修学旅行先の一つでもあるそうです。一昔前の共産アートが今も残っているところもあります。

経済や政治があまりうまく回っていないブルガリアですが、そんな重苦しい状況にもかかわらずどこかゆったりとした官庁街の午後。特に夏でみんながバカンスに出かけ、9月半ばまでソフィアにあまり人がいないせいでしょうか、日本の霞ヶ関や永田町にも当たるこの地区の通りを行き交う人々はどこか余裕すら感じられるのは私だけでしょうか?

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