多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第112回目はベトナム。南シナ海に面した南北に細長い国で、カンボジアやラオス、中国と国境を接しています。今回は、ベトナム南部の都市・ホーチミン出身のタオさんに、ヨーグルトを使った料理を教わりました。
最近の趣味は家庭菜園。トマトやパクチーなど、ベランダや室内で育てられる野菜やハーブなどを育てて楽しんでいます。
日本には多くのベトナム料理店がありますが、そのほとんどが首都・ハノイのある北部の料理で、南部の味を楽しめる店が少ないなと感じたのです。私は南部のホーチミン出身なので、もっと多くの日本人に南部の料理を知ってほしいと思い、埼玉県の川口に「Saigon To Go(サイゴン・トゥ・ゴー)」という店をオープンさせました。2号店は東京の板橋にあります。
ホーチミンは熱帯モンスーン気候に属していて一年中暑いです。雨季はスコールのような雨が降ることが多く、湿度が非常に高くなります。ホーチミン(ベトナム南部)の食文化はココナッツミルクや砂糖を多く使い、全体的に甘い味付けです。主食は米、そして米粉から作られる麺です。フランス統治時代(19世紀後半〜20世紀前半)の影響で、フランスパン(バゲット)も日常的に定着しています。
ココナッツの生産が盛んで、ココナッツキャンディーやココナッツオイル、そしてココナッツの殻で作る民芸品などはお土産にも人気です。そして熱帯フルーツもたくさん栽培されています。ドリアンやマンゴー、ランブータンなど、南部の果物は甘みが強いのが特徴です。米やタピオカなどが原材料のライスペーパーも多く生産されており、国外にも輸出しています。
特にホーチミンでは、ヨーグルトは日常的なデザート、軽食です。例えば、クラッシュアイスとヨーグルトを混ぜて食べたり、新鮮なマンゴー、ドラゴンフルーツ、ジャックフルーツなどの果物と一緒に食べるフルーツヨーグルトも人気です。
チャイカイとはベトナム語で果物のこと。食後のデザートとして家庭やレストランで提供され、特に暑い時期に好まれます。午後の休憩時に食べたり、屋台やカフェで手軽に楽しんだりする、日常的なスイーツです。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
200g
アボカド
70g
りんご
70g
いちご
80g
ぶどう
50g
練乳
大さじ1
砕いた氷
少々
※フルーツはお好みのものでOK
アボカドとりんごは皮をむき、お好みの大きさに、いちごとぶどうは半分に切る。
深さがある器に1のフルーツを入れて、その上に砕いた氷をのせる。
ヨーグルトと練乳をかけ、混ぜて出来上がり!
ヨーグルトの酸味と練乳のやさしい甘さがフルーツを引き立て、アボカドが入ることで腹持ちもばっちり。ヨーグルトに氷を混ぜる食べ方も新鮮に感じました。さっぱりしたデザートとして、日本の蒸し暑い夏にも最適です。
(by記者)
タオさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!