ヨーグルトでめぐる世界の食卓

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ヨーグルトでめぐる世界の食卓 #118 アメリカ合衆国

多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!

チキンウイングのランチドレッシング添え

第118回目はアメリカ合衆国です。今回は、アメリカ本土で暮らしていたサチさんに、ヨーグルトを使ったスナック料理を教えていただきました。

今回の案内人

アメリカ合衆国
サチさん
[Ms. Sachi]
Niki’s Kitchen英語料理教室
アメリカ料理講師

家のベランダにあるプランターで、ハーブや野菜を作って楽しんでいます。都内のグルメバーガー店を巡るのも好きです。

12歳までアメリカ本土で暮らしていたというサチさん。今回教えていただくレシピは、カリフォルニアに由来するそうですね。カリフォルニアの気候や、食文化の特徴、特産物などを教えてください。

カリフォルニアはとても大きな州です。アラスカとテキサスに続いて3番目に大きい州で、面積も日本全土よりも大きいのでさまざまな気候が存在します。ビーチや砂漠、国立公園など非常に多彩です。例えば、シェラネバダ山脈 に位置するタホ湖 (Lake Tahoe)周辺は標高1900メートルくらいで、スキーリゾートとしても有名です。一方、州中部にある「デスヴァレー(Death Valley National Park)」は、一年を通じて雨がほとんど降らず乾燥し、世界最高気温も記録したことがあります。
州の特産物については、海に面しているため海産物が豊か。山も平地もあり、肉、野菜、果物、ナッツも豊富にとれます。アジアからも行きやすく、メキシコとの国境もあり、さまざまな人種が暮らしていて食文化が多様です。オレンジやアーモンド、ピスタチオ、乳製品、ぶどう、そしてワインの産地としても有名ですね。ガーリックが特産のギルロイ市は、町中がガーリックの匂いでいっぱいです。

アメリカの食のトレンドで、サチさんが今、注目しているものがあれば教えてください。

この流れは10年以上前から続いていますが、ベジタリアンやビーガンの料理は、いまや特別なものではなく、柔軟に受け入れられ、すっかり定着しました。少し前までは「代替肉」が注目を集めていましたが、最近は“肉の代わり”としてではなく、その食材そのものをおいしく味わうことに価値が置かれているように感じています。
たとえば、レンズ豆で作ったパティを挟んだバーガーは、今では多くのバーガーショップで当たり前の選択肢です。そのため、ビーガンの人と一緒に食事をする場合でも、店選びに困ることはほとんどありません。
最近のトレンドは、レンズ豆をはじめとする野菜を主役にし、どうおいしく調理するかに力を入れる店が増えています。その結果、普段は肉料理を好む人でも、自然とビーガン料理を選ぶようになっています。こうした変化は、10年前には想像もできなかったことです。

アメリカでは、「ギリシャヨーグルト(グリークヨーグルト)」は定番人気で、高タンパク質ヨーグルトや植物性ヨーグルトなども店に並び、多彩かと思います。サチさんが気になっているヨーグルトがあれば教えてください。

注目しているヨーグルトは、おやつのようなスイーツ系のヨーグルトです。セパレート容器に濃厚なギリシャヨーグルトとトッピングがセットされていて、クッキーやチョコレートチップなどを混ぜて食べるタイプです。アメリカでは以前からこういったスイーツ系ヨーグルトは人気ではありますが、近年では若者を中心にSNSに投稿されることで、手作りのスイーツ系ヨーグルトの人気も広がっています。

今回ご紹介いただくレシピ「チキンウイングのランチドレッシング添え」は、カリフォルニア発祥とお聞きしました。どのような料理でしょうか。

「ランチドレッシング」は、カタカナで見たり聞いたりすると、日本人はほぼ「ランチ(Lunch)」で食べるドレッシングのことだと勘違いしやすいかもしれません。でもこの場合の「ランチ」は、「牧場(Ranch)」のことなんです。「ランチディップ」や「クリーミーランチ」などと呼ぶ場合もあります。
1950年代に、アメリカのカリフォルニア州サンタバーバラで「Hidden Valley Ranch(ヒドゥンバレー ランチ)」という観光牧場を経営していた人が、牧場内のステーキハウスでドレッシングを提供していました。そのドレッシングはとても評判が良く、お土産として販売したのが始まりだそうです。今や全米で人気のドレッシングとなり、アメリカ人はみんな大好き。
ヨーグルトなどの乳製品とハーブなどで作られたクリーミーなドレッシングなのですが、乳製品はサワークリームやバターミルクなどを使う場合もあります。サラダにかけたりディップにしたり、ハンバーガーのソース、ピザのトッピング、肉や野菜のマリネなどさまざまな料理に使われています。
チキンウイングはパーティー料理やバーフードの定番です。例えばスポーツバーなどで大皿で提供され、ランチドレッシングをつけて楽しみます。ビールのお供にも最適です。

「チキンウイングのランチドレッシング添え」の作り方

【材料】2~3人分

  • ランチドレッシング
  • 明治ブルガリアヨーグルト
    LB81プレーン

    100g

  • マヨネーズ

    40g

  • すりおろしにんにく

    小さじ1/2

  • 小さじ1/2

  • 砂糖

    小さじ1/2

  • ディルのみじん切り

    小さじ1

  • イタリアンパセリ
    のみじん切り

    小さじ1

  • (一般的なパセリでも可)
    ※ドライハーブの場合は、量を半分に

  • チキンウイング
  • 鶏手羽中

    10本

  • (1本あたり50~60g)

  • 適量

  • こしょう

    適量

  • 適量

  • 市販の
    バーベキューソース

    適量

  • (手羽中全体に絡まる程度)

  • step.1

    ランチドレッシングを作る。容器に材料すべてを入れ混ぜ合わせる。(ふた付きの瓶に材料を入れ、しっかり閉めたら瓶を振って混ぜ合わせても◎)

  • step.2

    チキンウイングを作る。ボウルに鶏手羽中を入れ、塩とこしょうを振ってなじませる。

  • step.3

    フライパンを熱して油を敷いたら、2の皮が下になるように並べる。ふたをして中火で3分ほど焼いたら、裏返してもう片面を同じように焼く。

  • step.4

    3に火が通ったらボウルに取り出し、バーベキューソースを全体に絡める。

  • step.5

    器に4を盛りつけ、小皿に入れた1を添えて完成。にんじんやセロリなどの野菜スティック(分量外)を加えてもGOOD!

チキンウイングのランチドレッシング添えの感想

チキンウイングのランチドレッシング添え

チキンウイングはバーベキューソースをからめただけでも十分おいしいのですが、ランチドレッシングをつけると、まろやかさと酸味が加わり、さらに後を引く味わいに。野菜スティックや温野菜にも合う、万能ドレッシングです。
(by記者)

サチさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!

#118

アメリカ合衆国United States of America
首都:ワシントンD.C. / 通貨:米ドル /
言語:主として英語