多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第119回目はラオス人民民主共和国です。東南アジアの中心に位置し、周囲を中国やベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーに囲まれた内陸国です。今月は、ご両親がラオス出身というマニさんに、ヨーグルトを使ったラオスのお菓子を教えていただきました。
骨董品が好きで、特に古い時代の陶磁器に惹かれます。2年ほど前から金継ぎも習い始めました。登山も趣味の一つで、これまでキリマンジャロなど多くの山に登りました。2025年は富士山のトレイルランに初挑戦!
ラオスの気候は熱帯性で、5月から10月までの雨季(モンスーン)と、11月から4月までの乾季があります。国土の周囲はぐるっと他国に囲まれており、ラオス料理はベトナムや中国、タイなどからの食文化の影響を受けています。
主食はもち米(カオニャオ)です。料理には、レモングラスやミント、しょうが科のガランガル、バジル、コリアンダー、ディル、コブミカンの葉、唐辛子など多くの香味野菜やハーブが使われます。食事には野菜がたくさん使われ、蒸し野菜や生野菜が付け合わせとして出されることがよくあります。主に使われる肉は、鶏肉や豚肉、牛肉、水牛肉で、メコン川の魚もよく食べられています。
魚を発酵させた調味料「パーデーク」は、ラオス料理の象徴的な存在で、ほぼすべての料理に使われます。よく知られているラオス料理をあげるなら、例えば「ラープ」という香草を使った肉のサラダや、バナナの葉で包んで蒸した料理「モック」、パパイヤのサラダ「タム・マークフン」、ヤナンの葉で煮込んだタケノコのスープ「ゲーン・ノーマイ」などがあります。
ラオスは1953年に独立した国です。乳製品は若い世代の間で少しずつ人気が出てきていますが、フランスのように日常的に乳製品を消費する食文化は、まだ根づいていません。しかし、牛乳や練乳はアイスコーヒーなどの飲み物によく使われています。アイスコーヒーは、ラオスでとても人気のある飲み物です。
以前、ラオス北部の古都・ルアンパバーンを訪れたとき、水牛のミルクで作られたヨーグルトやヨーグルトアイスクリームの店を見つけました。シリアルやフルーツをあわせたヘルシーなヨーグルトボウルは、ビエンチャンやルアンパバーンなどの都市部にある、西洋風のカフェやベーカリーでのみ見かけます。
ヨーグルトは一部のスーパーマーケットで販売されていますが、地元の人々にとってはまだ少し高価です。
東南アジアでよく知られているパンダンリーフは、細長い緑色の葉で、加熱するとバニラのような甘い香りがします。デザートやご飯の「香り付け」と「天然の色付け」に用いられ、葉そのものを食べることはありません。
パンダンリーフエキスは、フレッシュな葉を水と一緒にミキサーにかけて抽出します。日本では沖縄産を見かけたことがありますが、東南アジア系食材店やネットショップで購入するのがよいかと思います。
パンダンリーフケーキは、東南アジアではポピュラーなお菓子で、伝統的レシピではココナッツミルクを使いますが、今回はプレーンヨーグルトで作りました。コクが出てしっとりした食感になります。蒸し器で作る伝統的な方法のほか、オーブンで焼く方法も一緒にお伝えしますね。表面が香ばしく仕上がります。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
200g
小麦粉
300g
ベーキングパウダー
10g
砂糖
200g
卵
3個
塩
ひとつまみ
パンダンリーフエキス
小さじ1/3
※パンダンリーフエキスは、東南アジア系食材店やネットショップで購入できます。
植物油
100ml

ボウルにすべての材料を入れ、よく混ぜる。

型にオイルを塗り(分量外)、1を7〜8分目まで流し入れる。

せいろなどの蒸し器で約30分、中火で蒸して出来上がり!(20分ほど蒸したら、火のとおりを確認するとよい)
※オーブンで焼く場合は、オーブンを180℃に予熱し、約30分焼く。
甘い香りがふわっと漂い、ヨーグルト入りの生地はしっとりとしたやさしい食感。鮮やかなグリーンが美しく、おやつの時間がいつもよりも楽しくなるカップケーキです。
(by記者)
マニさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!