多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第116回目は、アメリカ合衆国ハワイ州です。今回はハワイ育ちのカレンさんから、ヨーグルトを使った料理を教わりました。
趣味はスリフティング(古着や雑貨探し)。ゴールデンドゥードルという犬種の大型犬2頭との時間を楽しんでいます。
私はフィリピン人ですが、人生のほとんどをハワイで過ごしました。ハワイでは産後ケアの看護師として働いていました。日本に来たきっかけは、夫が米軍に勤務しており、海外勤務の機会を得られたためです。
ハワイの気候は一年を通じて温暖で、「楽園」と呼ばれるほど理想的な天候が続きます。特産品は、コナコーヒーやマカダミアナッツ、パイナップル、リリコイ(パッションフルーツ)などが挙げられます。
ハワイの伝統的な料理は、タロイモを蒸してペースト状にした「ポイ」や、地中で豚肉を蒸し焼きにする「カルアピッグ」、トマトなどの野菜とサーモンのサラダ「ロミロミサーモン」、今回ご紹介する「ポキ(ポケ)」などがあります。このような伝統料理に、日本や中国、韓国、フィリピン、ポルトガルなどの移民が持ち込んだ料理が混ざり合い、多文化が融合した食文化を作っています。
ハワイにはアメリカ国内外の主要なヨーグルトブランドがそろい、地元の乳業会社もあるので、スーパーにはたくさんのヨーグルトが並びます。でも日本のような飲むタイプのヨーグルトはあまり見かけませんね。食べ方は、朝食にグラノーラやフルーツ、地元のはちみつを混ぜて食べることが多く、大人にも子どもにも人気です。
ヨーグルト以外の乳製品で人気なのは、牛乳、アイスクリーム、チーズ、コンデンスミルク、エバミルク(無糖練乳)、バターなどです。
「ポキ(ポケ)」はハワイの定番料理で、新鮮な魚介をサイコロ状に切り、新鮮な野菜と和えたマリネ風海鮮料理です。本来はしょうゆやごま油などを使うことが多いのですが、この「スパイシークリーミーサーモン・ポキ」では、サーモンをベースにプレーンヨーグルトを加えることで、よりまろやかでヘルシーな味わいにアレンジしました。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
大さじ
1~2
刺身用サーモン
200g
(まぐろでもOK)
おろしにんにく
1片分
青ねぎの小口切り
1/4カップ
とびこ
大さじ1
白ごま
小さじ1/2
シラチャーソース
大さじ
1/2~1
(ホットチリソース)
しょうゆ
小さじ1
ごま油
小さじ1/2

サーモンは一口大の角切りにする。

ボウルに材料を全て入れ、やさしく混ぜ合わせる。

2を器に盛って完成。副菜にしたり、ご飯にのせて丼物にしたり、自由に召し上がれ。
お刺身はよく食べていますが、今回のような味付けははじめて。ピリ辛ソースとヨーグルトのさわやかな酸味がよく合います。簡単にいつものお刺身が洋風に。パンに挟んだり、ごはんの上にのせたりといろいろな楽しみ方ができそうです。
(by記者)
カレンさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!