第50回目はアメリカ合衆国ハワイ州。本土の南西に浮かぶ州で、大小約130の島からなります。今月は、第44回ニューヨーク編でもご登場いただいたサチさんに、ヨーグルトを使ったハワイの料理を教えていただきました。

12歳からアメリカに住んでいたというサチさん。ハワイとの接点を教えてください。

祖父がハワイ出身で、親戚のいるオアフ島には子どもの頃からよく遊びに行っていました。12歳のときにアメリカ本土に語学留学したことがきっかけで、アメリカに住むことに。出産を機に2012年に帰国し、いまは日本在住です。

ハワイの食文化を教えてください。

肉類をしっかりと食べ、ハイカロリーな食を好む人たちがいる一方で、ハワイではヴィーガンも増えています。それは、本土からライフスタイルや健康にこだわりを持った人たちが移住しているからです。後者の人たちは発信力もあるので、ハワイ＝ヘルシーというイメージを作ることに貢献しています。実際は両極端です。

ハワイの主要な乳製品について教えてください。

ハワイの食料自給率は高いとは言えず、本土に頼っています。乳製品も例外ではありません。値段が高いこともあり、チーズなどの乳製品が充実しているイメージはあまりないですね。

ハワイではヨーグルトをどのように食べますか。

スーパーでは、砂糖の入った甘いヨーグルトが多く売られています。トロピカルフルーツのフレーバーをはじめ、ココア味もよく見かけます。主に、朝食やデザートとして食べられています。フローズンヨーグルトも人気です。

今回ご紹介していただく「トロピカルスムージーボウル」について教えてください。

ヨーグルトと冷凍バナナをミキサーにかけ、上にたくさんのフルーツを乗せたデザートです。食用花を散らすと、より南国らしさが出ると思います。

サチさん、ありがとうございました！
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに！