

多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理と母国の食文化、乳製品についてお聞きします!
第127回目はルーマニア。東欧バルカン半島北部に位置する国で、ブルガリアやセルビア、ハンガリー、ウクライナ、モルドバと国境を接しています。今月はルーマニア人の夫を持つスクタリウともこさんに、ルーマニアの郷土料理を教わりました。
歌うことが好きで、最近は自分が企画するワインイベントの際に、ジャズやルーマニアの歌を歌っています。
以前、ニュージーランドに住んでいたときに、のちの夫となるルーマニア人男性と知り合いました。それがきっかけとなり、ルーマニアに渡航。彼の家族が作ってくれるルーマニア料理に感動し、親戚に頼んで料理を教えてもらいました。日本に帰国し、2011年からそのときに習ったレシピをもとに、ルーマニア料理教室を主宰。その関係で、日本ルーマニア親善協会の代表理事よりお声がけして頂き、2017年から理事となりました。
現在、ルーマニア料理教室を開催したり、ルーマニアワインを日本のみなさまに伝える活動をしております。
ルーマニアはヨーロッパの中でも大陸性気候の影響が強い国です。日本と同じように四季がありますが、地域によって気候差が大きいです。夏は暑く乾燥し、冬は寒く、雪が降ります。春と秋は比較的短いですね。
国土の中央にはカルパチア山脈が大きく広がっています。そのため、山岳地域は寒冷で、牧畜が盛んです。チーズや乳製品、羊肉、くんせい肉などが有名です。
食文化に関しては、内陸の国なので基本的にあまり海の魚を食べることはありません(黒海に面していますが、ルーマニア側は淡水)。鶏肉や豚肉、牛肉などの肉と新鮮な野菜をたっぷり煮込んだり、スープにしたりなどの料理が多いです。
また、ドラキュラ発祥の国として知られているルーマニア。ドラキュラが苦手なにんにくをルーマニアの人はよく食べますよ(笑)。地域にもよりますが、冬はマイナス20度くらいになるエリアもあり、栄養価が高く体を温める効果のあるにんにくは、ルーマニア料理に欠かせない食材の一つです。
ルーマニアでは、ヨーグルトはデザートというより「料理の一部」「食事の相棒」という考え方があり、今回ご紹介するように、プレーンヨーグルトをにんにくと合わせたソースを作って料理とあわせたり、サラダにして食べたりします。また、ママリーガ(とうもろこし粉でできたルーマニアの主食)の付け合わせに「スムントゥナ」という、いわゆるサワークリームのようなものを使いますが、ヨーグルトを使うことも多いです。
肉と野菜の煮込みや揚げ物などメイン料理が出る前に、前菜のような存在として食卓に上る、ルーマニアの伝統料理です。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
300g
(水切りしたもの)
きゅうり
2本
塩
適量
黒こしょう
適量
鶏むね肉
100g
紫玉ねぎ
1/2個
にんにく
1片
(小)
レモン果汁
1/2個分
生のディル
1パック
(飾り用も含む、目安10g)
生のミント
1パック
(飾り用も含む、目安10g)
オリーブオイル
大さじ2
きゅうりは0.5cm幅ほどの輪切りにしてボウルに入れ、塩と黒こしょうで味付けしておく。
鶏むね肉はたっぷりのお湯でゆで、粗熱を取ったら粗みじん切りにする。紫玉ねぎも粗みじん切りにし、1とは違うボウルに入れる。
2に水切りヨーグルト、すりおろしたにんにく、レモン果汁を加え、ヘラなどを使って混ぜ合わせる。1を加えて全体的によく混ぜ合わせる(お好みで塩を追加)。
ディルとミントは飾り用を残して刻み、3に加えて混ぜ、食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
4を器に盛り付け、残しておいたディルとミントを飾り、仕上げにオリーブオイルを回しかけて完成!
ヨーグルトをなじませることで鶏むね肉がしっとりとし、きゅうりの食感がアクセントに。後味はディルとミントの清涼感が広がってさっぱり。パンにもよく合います。ぜひお試しください。(by記者)
スクタリウともこさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!
