

多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理と母国の食文化、乳製品についてお聞きします!
第122回目は、イタリア共和国。南ヨーロッパに位置し、南北に長く伸びた国土を有します。今月は、イタリア人の両親を持つフローレンスさんに、イタリアスイーツを教わりました。
休日はハンドクラフトやフラワーアレンジメント、そしてハイキングを楽しんでいます。 日本は山が多く、東京近郊の山は電車を使って日帰りでも登山ができるのがうれしいですね。
母の手作りパスタは、いつも私にイタリアを思い出させてくれます。私にとって、手打ちのフレッシュなパスタほどおいしく感じるものはありません。イタリアの食文化は、旬の食材と地元の素材を大切にすることが基本です。母は、春にはほうれん草のパスタを、秋には栗のパスタを作り、庭で採れた食材で作ったソースと一緒に家族を楽しませてくれました。栗のパスタは、小麦粉と栗の粉を混ぜて作ります。イタリア南部は乾燥した気候で栗の木がたくさん育つのです。
イタリア人は一般的に、食材の「質」をとても重視します。良質な食材は、健康だけでなく幸福にも直結すると考えているからです。そのため、オーガニックヨーグルトや植物性ヨーグルトなどは、健康的な選択肢の一つとして人気があります。
プレーンヨーグルトは、古くからよく食べられています。そのまま食べるだけでなく、料理やお菓子作りの材料としてもよく使われます。南部では、デザートにリコッタやマスカルポーネなどのチーズを使うのが伝統でしたが、最近では健康志向の広がりでカロリーを抑えたいという意識から、ヨーグルトを使うことが増えているようです。
「ピアッティ・ルスティチ」とは、イタリア語で「素朴な田舎料理」というような意味です。もともとは季節の食材をいかすシンプルな農民料理、家庭料理であり、余った食材を無駄にしないという精神も根底にあります。 例えば、「ブルスケッタ」。スライスしたバゲットをこんがり焼いて、表面ににんにくの切り口をこすりつけ、その上にオリーブオイルやトマト、バジルなどをのせて食べます。
ティラミスの風味のベースは、コーヒー、ココア、そしてマスカルポーネです。プレーンヨーグルトは自然な酸味があるのでマスカルポーネとまったく同じ味にはなりませんが、粉砂糖を加えることで酸味のバランスを整えることができます。このレシピではイタリアの伝統的なフィンガービスケット「サヴォイアルディ」を使用しました。一晩おくとヨーグルトの水分がビスケットにしみ込み、スポンジケーキのような食感になりますよ。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
400g
粉砂糖
大さじ2と1/2
インスタントコーヒー粉
小さじ1と1/4
ココアパウダー
大さじ1
フィンガービスケット
(サヴォイアルディがおすすめ)
約10〜12本
ヨーグルトに、粉砂糖とコーヒー粉を加えてよく混ぜる。
深さのある容器(3cmほどあると◎)の底にビスケットを5〜6本並べ、その上に1の半分の量を広げ、ココアパウダーを半量ふる。
2の上にさらにビスケットを並べ、残りのヨーグルトをビスケット全体にしっかり行き渡るよう広げる。
3にラップをして冷蔵庫で一晩冷やす。翌日、仕上げに残りのココアパウダーをふりかける。お好みでベリー類やミントの葉を添えて召し上がれ!
コーヒーやココアの香りが口いっぱいに広がり、大人の味わい。しっとりとした食感で、ビスケットが本当にスポンジケーキのようになり驚きました。ヨーグルトを使うことで、後味はさっぱりと。何度も作りたくなるヨーグルトデザートです。(by記者)
フローレンスさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!
