多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第120回目はジョージア。アジアとヨーロッパの境界、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方にある国です。今回はジョージア料理研究家の小手森亜紀さんに、ジョージアの郷土料理を教わりました。
シンガーソングライター・藤井風さんの大ファン。還暦祝いに子ども達からプレゼントされた電子ピアノで、彼の曲を弾く時間が至福です!
近著に『ジョージアの台所から: 旅で出会ったジョージア料理の知られざる魅力』(教育評論社)
もともと世界の珍しい料理が好きで、東アジアやヨーロッパだけでなく、東南アジア、中央アジア、南米などの料理を東京で食べ歩くのが趣味でした。
ジョージア料理は、ニンニクやハーブ、スパイスの使い方が絶妙なんです。特にパクチーをたくさん使うので、ヨーロッパの国なのにアジアの国のような食材の使い方にひかれました。
ジョージアは、北海道の8割ほどの面積で、大陸性の乾燥気候、高温多湿な亜熱帯気候、高山の寒冷気候などさまざまな気候帯が存在します。 そのために作物の実りも豊かで、日本人になじみのある果物や野菜のほとんどをジョージアで見ることができるんです。
特産はブドウ、そしてワイン。 約8千年前からワイン作りをしていたと言われていて、世界最古のワインの国としても知られています。
食文化の特徴は、パクチー、ディル、イタリアンパセリ、バジルなどのフレッシュハーブをふんだんに使うこと、そしてコリアンダー、フェネグリークなどのスパイスを複数組み合わせて使うことです。 ジョージアはキリスト教の国で、豚肉も牛肉も食べます。 キリスト教の祝祭の前には断食(動物性の食べ物を断つ)が行われます。
国土の多くは山で酪農牧畜が盛んです。そのためチーズなどの乳製品がとてもおいしく、豊富です。ヨーグルトに似た「マツォーニ」は伝統的な発酵乳製品で、ジョージアではよく食べられています。
「ハチャプリ」はヨーグルトを使った生地で作る、チーズ入りパンです。ジョージアの家庭では、家族が集まるときにお母さんが生地から作ります。 「イメルリ」とは、「イメルティ地方の」という意味です。卵黄をのせるものなど、地方によってさまざまなレシピがあるのですが、ジョージアの首都トビリシでは、イメルティ地方のハチャプリが主流です。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
175g
強力粉
200g
ベーキングパウダー
小さじ1
無塩バター
35g
有塩バター(仕上げ用)
40g
塩
少々
シュレッドチーズ
160g
塩
ひとつまみ
(チーズの塩気によってお好みで調整)

ボウルに強力粉とベーキングパウダーを一緒にふるい入れ、ヨーグルトと塩を入れて混ぜる。

1に電子レンジで溶かした無塩バターを加え、10分ほどよくこねる。生地をなじませるため、ラップをして冷蔵庫で一晩寝かせる。

2を冷蔵庫から取り出し、室温で柔らかくしたら、打ち粉をしてめん棒で直径27〜30cmほどに薄く丸くのばす。
※生地が破れないよう中心部を薄くしすぎない。

シュレッドチーズに塩を混ぜて3の真ん中に置き、生地の端を中央に集めるようにして包む。この時、空気が入らないよう注意。

4の閉じ目を下にして5分ほどおいたら、手のひらで優しく押して、厚み0.5cm、直径18cmほどの平らに伸ばす。

フライパンにクッキングシートを敷き、5をのせて弱めの中火で両面合わせて約10分、焼き色が付く程度に焼く。(クッキングシートはなしでもOK。クッキングシートをフライパンで使う際は、クッキングシート外箱にある使用上の注意をよく読み、耐熱温度や時間を守るようにしてください。また、直火に触れると燃えたり焦げたりする危険がありますので、フライパンの直径に収まるようにカットして使いましょう)

火を止め、両面に有塩バターを塗る。食べやすい大きさに切り分け、焼き立てを召し上がれ!
表面はカリッとしていて、香ばしいバターの香りが漂います。生地に混ぜたヨーグルトのやさしい味わいと、濃厚チーズのバランスがGOOD!ランチやワインのお供にもぴったりです。
(by記者)
小手森さん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!