多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理と母国の食文化、乳製品についてお聞きします!
今月からはじまる『ヨーグルトでめぐる世界の食卓』。記念すべきこのコーナーのトップを飾る国は、我が国日本。
日本ではヨーグルトを朝食やデザートの一品として食べられることが多いですが、実は料理にも使える万能食材です。日本の家庭では、ヨーグルトをどのように料理にアレンジしているのでしょうか。
今回、取材にご協力いただいたのは、フリーライターとして活動する吉田明乎さん。ご紹介いただけるヨーグルト料理は、今や国民食となった「カレーライス」。
各家庭にオリジナルレシピが存在すると思いますが、吉田さんからは、「エスプレッソカレーのヨーグルトソースがけ」というひとひねり加えた大人のカレーをご紹介いただきます。
茨城県出身。フリーランス編集者&ライター。
ミネラルウォーターからコーヒー・紅茶・緑茶・日本酒・ワインまで、飲み物を研究、探求することが好き。
日ごろからよく食べています。料理にも使うので生活に欠かせない存在です。
はい。この材料を使うとどうなるかなとか、あれこれ想像力を働かせてアレンジするのが好きです。原稿を書いていて集中が切れたときや企画が煮詰まったときは、料理をしたりお茶を淹れたりして、よく気分転換をしていますよ。
もともとコーヒー好きで、家では自分でドリップコーヒーやエスプレッソを淹れて飲んでいます。
ある日、カレーのコクを出すために、インスタントコーヒーの粉を入れると良いということを耳にしたのですが、「エスプレッソを入れたらもっと美味しくなるかも?」と思い、トライしたのがきっかけですね。
もう少し味に丸みをつけたいな…と思ったのがきっかけです。ヨーグルトを加えることで、味がまろやかになり、「これだ!」と思いました。見た目もアクセントになります。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
適量
牛肉
100g
赤ワイン
適量
水
300ml
玉ねぎ
1個
じゃがいも
1個
にんじん
1/4個
市販のカレールー
3片
(量はお好みで)
エスプレッソ
大さじ1〜2杯
※エスプレッソマシーンがない場合は
インスタントコーヒーでも可
ご飯(大麦入り)
適量
ヨーグルトを適量よくかき混ぜ、なめらかにしておく。
牛肉は食べやすい大きさに切り、赤ワインを入れた水で蒸してやわらかくする。
玉ねぎ、じゃがいも、にんじんを食べやすいサイズに切り、フライパンで玉ねぎから炒める。玉ねぎがとろとろのあめ色になったら、他の野菜、2の肉を合せる。
鍋に適量の水と炒めた具材を入れて中火で煮る。具材に火が通ったら、火を止めてカレールーを入れて溶かす。
直火式のエスプレッソメーカー(マキネッタ)でエスプレッソを淹れる。
エスプレッソを大さじ1~2杯、味をみながら鍋に入れてかき混ぜ、コクを出す。ひと煮立ちさせたら、火を止める。
お皿にカレーとご飯を盛り、1のヨーグルトソースをかけて出来上がり!
エスプレッソを入れる前と後の、味の深みの違いに驚きました。大さじ1~2杯でも十分にその違いが感じられます。
仕上げのヨーグルトソースと一緒にいただくと、まろやかさが増して食べ応えもアップ!とても美味しくいただきました。吉田さん、ごちそうさまでした。
(by記者)
サラダドレッシングは、ヨーグルトを混ぜて作っています。ヨーグルトドレッシングの作り方はとっても簡単で、ヨーグルトとマヨネーズを2:1で混ぜただけ。ポイントは必ずヨーグルトの“ホエイ”も一緒に入れること。水分が多くなるので野菜にからみやすくなります。カロリーも抑えられてヘルシーです!
吉田さん、ありがとうございました。
次は、どの国出身の方のキッチンにお邪魔しましょうか。次回もお楽しみに!